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<苫小牧・東> 中国の古典「太宗」のお話

こんにちは♪

建成ホーム・工務部の <> です。

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おすすめの本を見つけました!

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※相変わらず読んだ本の紹介で申し訳ございません( ˊᵕˋ ; )

今回ご紹介するのは、出口治明さん著作の『貞観政要』という本です。

中国の歴史上でも貞観の治というもっとも平和な時代を築いた唐時代の2代目皇帝・太宗の思想が書いてある本です。

難しいタイトルなのでイメージつきにくいですが、要は建国の英雄がなぜ段々と暴君になっていくのかという事を書いた本といった方がイメージつきやすいかもしれないですね。

中国の皇帝・太宗は名前だけ見て、学生時代の時にこの文字見たことあるなー程度の印象だったのですが、これまた面白い思想を持っていて、本の内容を紹介するとまたかなり長くなり止まらなくなりそうですので、簡単にお話させていただきます。

まず、太宗(李世民)というのは唐の初代皇帝李淵の次男であり、長男の李建成を打倒して皇帝に即位した人物です。

皇帝に即位した太宗はどうにかして歴史に有終の美を飾りたいと思っていて、かつての王朝が滅亡した理由を調べ、良き皇帝になろうとしました。

なぜ太宗はそうまでして有終の美を飾りたかったかというと、当時の中国では王朝が変わるときには当時の皇帝が悪政を続け、天が怒りその王朝を滅ぼすという思想が流行っていたからです。

そこから考えると国を滅ぼした皇帝は未来永劫天から見放された極悪人という形で歴史に残ってしまうという背景があって、それを恐れた太宗は良い皇帝で名を残したいと考え、そのためには皇帝であっても謙虚であろうと努力して周りの部下たちから厳しく諫められ続けて、良き名君になっていくというお話です。

この本の内容を大まかに箇条書きでお話するとしたら、、、

●国はルールを厳しくしすぎたり、細かくしすぎると民衆の心に届きにくく、国は滅びる。なので、法と同時に思想を広める事。

●何事もよく治めるには、相手に余裕を持たせる事。

●権力の感覚を持つこと。誰かに何かかしらの権限を持たせたら横から口を出したり、手を出したりしない事。

●上に立つ人は価値観、感情、欲望、偏見などの器の中身を捨て謙虚である事。

●銅の鏡(鏡に映る自分)、歴史の鏡(歴史から学ぶ)、人の鏡(相手の意見を受け入れる)という三鏡を持つ事。

・・・などの内容と、なぜそうした方が良いのかといった事が書かれています。

なんか難しそうな事が書いてありそうだなと思うかもしれませんが、作者・出口さんの仕事で経験した事を例えとして合わせて書いておりますので、日常に置き換えやすく、確かにそうだなと思える部分もありますので割とスラスラ読めた本でした。

何か本読みたいな~と思ったら、ぜひ読んでいただきたいおすすめの一冊です!

面白そうだけど、読むのめんどくさいって方(≧▽≦)

実は・・・YouTubeでも紹介されてる本なので、そっちの方が楽かもです(笑)

 

本日も読んでいただきまして、ありがとうございました!

 

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